生産中と出荷前の品質管理
4種類の訪問を、単独でもオーダー管理の一部としてもご利用いただけます。価値が出るのはインライン巡回です。20%の時点で見つかった不良はライン上の修正で済み、100%の時点ではロット不合格になります。報告は訪問後24営業時間以内。
各時点で確認する内容
| 訪問 | 時期 | 確認内容 | 受け取るもの |
|---|---|---|---|
| 初品検査 | ラインから出た最初の数個 | 最初の数個を図面に対して測定し、承認サンプルと比較、工程パラメータを記録 | 生産続行の可否判定、当日中 |
| インライン巡回 | 進捗20〜80% | 工程の安定性、工程内不良と手直し率、作業指示書の使用状況、前回の対応事項の完了 | 訪問報告書、不良記録、写真、工場への対応事項 |
| 出荷前検査 | 生産完了、80%以上が梱包済み | ISO 2859-1に基づくAQL抜取: 寸法、外観、機能、梱包、マーク | 合格・不合格・保留、写真付き |
| 積込立会い | コンテナ積込 | カートン数、マーク、状態、積込計画、シール番号 | シール写真付きの積込報告書 |
何個を開けて、何個までの不良が許されるか
ロットサイズからコード文字が決まり、コード文字からサンプルサイズが決まり、選んだAQLによって、ロットが不合格になるまでにサンプルに含まれてよい不良品の数が決まります。標準は一般検査水準IIで、致命欠点0、重欠点2.5、軽欠点4.0です。3,000個のロットなら125個を検査し、重欠点が7個以下なら合格、8個で不合格です。
機械加工部品では、サンプルの全重要寸法の確認を加えます。0.05 mmずれた穴は、目では見えない重欠点だからです。
| ロットサイズ | コード | サンプル | AQL 2.5 Ac/Re | AQL 4.0 Ac/Re |
|---|---|---|---|---|
| 501〜1,200 | J | 80 | 5 / 6 | 7 / 8 |
| 1,201〜3,200 | K | 125 | 7 / 8 | 10 / 11 |
| 3,201〜10,000 | L | 200 | 10 / 11 | 14 / 15 |
| 10,001〜35,000 | M | 315 | 14 / 15 | 21 / 22 |
ISO 2859-1、1回抜取方式、通常検査、一般検査水準II。Ac = この数以下で合格、Re = この数以上で不合格。
すべての報告書に含まれるもの
生産が計画に対してどこにいるか、何が見つかったか、工場が何をすると合意したか、次の訪問で何を確認するか。写真は添付しますが、重要なのは対応事項の行です。写真が40枚あっても合意した対応がない報告書は日記であって、管理ではありません。
インライン巡回報告書書式の例
- POと製品
- PO 24-0xx、アルミハウジング、6品番
- 訪問
- インライン巡回3回中2回目、42日中23日目
- 進捗
- 機械加工58%、仕上げ31%。計画は65%と40%
- 所見
- 品番3の穴エッジにバリ(40個中12個)。アルマイトのバッチ2がサンプルより淡い
- 合意した対応
- アルマイト前にバリ取り工程を追加。バッチ2を再処理。新しいサンプルをお客様へ送付
- 納期リスク
- 2日遅れ。25日目からの2交代で回復可能
- 次回訪問
- 30日目: バリ取り工程、アルマイトのバッチ3、完成数
- 写真
- 42枚添付
書式のイメージです。実在の注文に関する報告書ではありません。
単独の訪問、またはオーダー管理の一部として
スポット検査は、短い契約のもとでの訪問1回とその報告書です。オーダー管理パッケージでは、各訪問はPOに対する1つの契約の一部になります。
検査についての質問
どのAQLを使いますか?
標準ではISO 2859-1の一般検査水準II、重欠点AQL 2.5、軽欠点AQL 4.0、致命欠点0です。貴社の水準があればそれを使います。機械加工部品では通常、サンプルの重要寸法の全数確認を加えます。
ロットが不合格になったら?
当日中に写真と不良記録付きの報告書をお送りします。手直し、再選別、保留を提案し、ベトナム語で工場に指摘し、工場が完了したと言った時点で再検査に戻ります。判断はお客様、実行は当社です。
工場の測定器で検査しますか?
ノギス、巻尺、水分計、膜厚計は当社が持参します。製品固有のゲージや試験装置はお客様か工場から提供を受け、どれを使ったかを記録します。